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骨折・外傷

対象となる主な疾患

当科で対応している代表的な骨折・外傷をご紹介します。
各疾患の詳細や、関連する手術について、リンク先でご覧いただけます。

疾患 01

大腿骨頸部骨折

太ももの付け根の骨折。高齢者が転倒して起こることが多く、歩行が困難になります。早期の治療と、その後のリハビリが重要です。 好発年齢 高齢者 主な症状 股関節の痛み・歩けない

どんな疾患か

大腿骨頸部骨折は、太ももの骨(大腿骨)の付け根、股関節に近い部分の骨折です。骨粗鬆症のある高齢者が転倒して起こることが多く、放置すると寝たきりにつながるため、早期の治療が重要です。

主な症状

  • 股関節(脚の付け根)の強い痛み
  • 立てない、歩けない
  • 脚の付け根を動かすと痛む
  • 脚が外側を向く、短く見えることがある

原因・発症のメカニズム

骨粗鬆症で骨がもろくなった高齢者が、転倒して股関節を強く打つことで生じます。骨が弱くなっているため、軽い転倒でも骨折することがあります。

なりやすい方

高齢の方、特に骨粗鬆症のある方に多く見られます。転倒のリスクが高い方は注意が必要です。

症状の進行・経過

多くの場合、手術による治療が必要です。長く寝たままでいると、筋力低下や合併症のリスクが高まるため、できるだけ早期の手術と、術後早期からのリハビリによる離床が重要とされています。

検査・診断

レントゲンで骨折の有無や種類を確認します。骨折の状態が分かりにくい場合は、CTやMRIで詳細を評価します。当院は院内で一貫した検査が可能です。

当院での治療方針

骨折の種類や患者さんの状態に応じて、骨接合術または人工骨頭挿入術などの手術を検討します。術後は、回復期リハビリテーション病棟への院内転棟も含め、リハビリを行いながら在宅・社会復帰を目指します。退院後の生活については、入退院支援センターが相談に応じます。

関連する手術

  • 骨接合術
  • 人工骨頭挿入術
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疾患 02

橈骨遠位端骨折

手首の骨折。転んで手をついた際に起こりやすく、手首の痛みや変形を生じます。 主な症状 手首の痛み・腫れ・変形

どんな疾患か

橈骨遠位端骨折は、前腕の骨(橈骨)の手首に近い部分の骨折です。転倒して手をついた際に起こりやすく、骨折の中でも頻度の高いものです。

主な症状

  • 手首の痛み・腫れ
  • 手首の変形(フォーク状に見えることがある)
  • 手首を動かせない
  • 指のしびれを伴うこともある

原因・発症のメカニズム

転倒して手のひらをついた際に、手首に強い力が加わって骨折します。骨粗鬆症のある高齢者では、軽い転倒でも生じやすくなります。

なりやすい方

高齢の女性に多く見られますが、スポーツや事故により、若い世代にも生じます。

症状の進行・経過

骨のずれが少ない場合はギプスなどの保存療法で治療できますが、ずれが大きい場合や関節に及ぶ場合は手術を検討します。適切に治療しないと、変形や手首の動かしにくさが残ることがあります。

検査・診断

レントゲンで骨折の状態を確認します。関節内の骨折や複雑な骨折では、CTで詳細を評価します。当院は院内で一貫した検査が可能です。

当院での治療方針

骨のずれが少ない場合は、整復(ずれを戻す処置)とギプス固定による保存療法を行います。ずれが大きい場合や関節に及ぶ場合には、プレートなどによる骨接合術を検討します。

関連する手術

  • 骨接合術(プレート固定など)
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疾患 03

上腕骨近位端骨折

肩に近い二の腕の骨折。高齢者が転倒して肩を打つことで起こりやすい骨折です。 好発年齢 高齢者 主な症状 肩・二の腕の痛み・腫れ

どんな疾患か

上腕骨近位端骨折は、二の腕の骨(上腕骨)の肩に近い部分の骨折です。高齢者が転倒して肩や腕を打つことで起こりやすい骨折です。

主な症状

  • 肩から二の腕にかけての痛み・腫れ
  • 腕を動かせない
  • 内出血(あざ)が広がる

原因・発症のメカニズム

転倒して肩や肘、手をついた際に、上腕骨の肩に近い部分に力が加わって骨折します。骨粗鬆症のある高齢者に生じやすくなります。

なりやすい方

高齢の方、特に骨粗鬆症のある方に多く見られます。

症状の進行・経過

骨のずれが少ない場合は保存療法で治療できますが、ずれが大きい場合や粉砕している場合は手術を検討します。

検査・診断

レントゲンで骨折の状態を確認します。複雑な骨折ではCTで詳細を評価します。当院は院内で一貫した検査が可能です。

当院での治療方針

骨のずれが少ない場合は、固定による保存療法とリハビリを行います。ずれが大きい場合や粉砕している場合には、骨接合術や人工関節などの手術を検討します。

関連する手術

  • 骨接合術
  • 人工骨頭挿入術 など
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疾患 04

脊椎圧迫骨折

背骨が押し潰れるように折れる骨折。骨粗鬆症のある高齢者に多く、腰や背中の強い痛みが特徴です。 好発年齢 高齢者 主な症状 腰・背中の強い痛み

どんな疾患か

脊椎圧迫骨折は、背骨(椎体)が押し潰れるように骨折する疾患です。骨粗鬆症のある高齢者に多く、明らかな転倒がなくても、日常動作の中で生じることがあります。

主な症状

  • 腰や背中の強い痛み
  • 寝返りや起き上がりで痛みが強くなる
  • 背中が丸くなる、身長が縮む

原因・発症のメカニズム

骨粗鬆症で骨がもろくなり、尻もちや、重いものを持つ動作などをきっかけに椎体が骨折します。

なりやすい方

高齢の方、特に閉経後の女性に多く見られます。骨粗鬆症のある方はリスクが高いとされています。

症状の進行・経過

安静と装具で骨が癒合することも多いですが、痛みが強く改善しない場合や、骨折部が不安定な場合には手術を検討します。

検査・診断

レントゲン・MRIで骨折の状態を確認し、骨密度測定で骨粗鬆症の程度を調べます。当院は院内で一貫した検査が可能です。

当院での治療方針

まず保存療法(装具療法・薬物療法・骨粗鬆症の治療)を行います。痛みが強く改善しない場合や骨折部が不安定な場合には、BKP(経皮的椎体形成術)などの低侵襲手術を検討します。 ※ 詳細は「脊椎・脊髄疾患」のページもあわせてご覧ください。

関連する手術

  • BKP(経皮的椎体形成術)
  • VBS(脊椎ステント留置術)
脊椎・脊髄治療(手術)のページを見る
疾患 05

上腕骨顆上骨折 小児

子どもが転んで肘を痛める代表的な骨折。適切な処置が必要なため、早めの受診が大切です。 好発年齢 小児 主な症状 肘の痛み・腫れ

どんな疾患か

上腕骨顆上骨折は、肘の上の部分(上腕骨の肘に近い部分)の骨折で、子どもに多く見られます。転倒して肘を強く打ったり、手をついたりして生じます。適切な処置が必要な骨折です。

主な症状

  • 肘の痛み・腫れ
  • 肘を動かせない
  • 内出血(あざ)
  • まれに手のしびれや指の動かしにくさ(神経・血管の障害)

原因・発症のメカニズム

鉄棒からの転落や、転んで手をついた際などに、肘に強い力が加わって生じます。

なりやすい方

子ども(特に学童期)に多く見られます。

症状の進行・経過

骨のずれが少ない場合は固定で治療できますが、ずれが大きい場合は整復や手術が必要です。神経や血管の障害を伴うことがあるため、早めの受診と適切な処置が重要です。

検査・診断

レントゲンで骨折の状態を確認します。必要に応じてCTなどで評価します。当院は院内で一貫した検査が可能です。

当院での治療方針

お子さまの骨折・ケガは、診療時間内であれば対応しています。骨のずれが少ない場合は固定による治療を、ずれが大きい場合は整復や手術を検討します。なお、当院には小児整形外科を専門とする医師は在籍していないため、より専門的な治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関をご案内することがあります。

関連する手術

  • 整復術
  • 骨接合術(状態により判断)
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疾患 06

足関節骨折・捻挫

足首の骨折や捻挫。スポーツや転倒、段差の踏み外しなどで生じ、足首の痛みや腫れを伴います。 主な症状 足首の痛み・腫れ

どんな疾患か

足関節(足首)の外傷には、靭帯を痛める「捻挫」と、骨が折れる「骨折」があります。見た目では区別が難しいこともあり、検査での見極めが重要です。

主な症状

  • 足首の痛み・腫れ
  • 内出血(あざ)
  • 体重をかけられない、歩けない
  • 足首の変形(骨折の場合)

原因・発症のメカニズム

スポーツでのジャンプの着地や方向転換、転倒、段差の踏み外しなどで、足首をひねって生じます。ひねる力が強いと、靭帯損傷だけでなく骨折を伴うことがあります。

なりやすい方

スポーツをする方、高齢で転倒しやすい方など、幅広い年代に見られます。

症状の進行・経過

捻挫と思って放置すると、骨折を見逃したり、靭帯の損傷が残って足首が不安定になったりすることがあります。適切な診断と治療が重要です。

検査・診断

レントゲンで骨折の有無を確認します。靭帯損傷が疑われる場合や、複雑な骨折ではMRI・CTで評価します。当院は院内で一貫した検査が可能です。

当院での治療方針

捻挫や、ずれの少ない骨折は、固定による保存療法を行います。骨のずれが大きい骨折や、関節に及ぶ骨折の場合には、骨接合術を検討します。

関連する手術

  • 骨接合術
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疾患 07

鎖骨骨折

鎖骨の骨折。転倒やスポーツでの衝突、肩からの転落などで生じます。 主な症状 鎖骨周辺の痛み・腫れ

どんな疾患か

鎖骨骨折は、首の付け根から肩にかけて伸びる「鎖骨」の骨折です。転倒やスポーツでの衝突などで生じる、頻度の高い骨折です。

主な症状

  • 鎖骨周辺の痛み・腫れ
  • 腕を上げられない
  • 鎖骨の変形・出っ張り
  • 肩を動かすと痛む

原因・発症のメカニズム

転倒して肩を打ったり、スポーツで衝突したり、自転車やバイクの事故などで生じます。

なりやすい方

スポーツをする方、転倒・事故に遭った方など、幅広い年代に見られます。

症状の進行・経過

多くは保存療法(固定)で癒合しますが、骨のずれが大きい場合や、複数に折れている場合などは手術を検討します。

検査・診断

レントゲンで骨折の状態を確認します。必要に応じてCTで詳細を評価します。当院は院内で一貫した検査が可能です。

当院での治療方針

骨のずれが少ない場合は、バンドなどによる固定の保存療法を行います。ずれが大きい場合や癒合しにくい場合には、プレートなどによる骨接合術を検討します。

関連する手術

  • 骨接合術(プレート固定など)
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疾患 08

アキレス腱断裂

ふくらはぎとかかとをつなぐアキレス腱が切れるケガ。スポーツ中の踏み込みやジャンプで生じやすい外傷です。 主な症状 ふくらはぎ〜かかとの痛み・歩きにくさ

どんな疾患か

アキレス腱断裂は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ「アキレス腱」が切れるケガです。スポーツ中の急な踏み込みやジャンプの際に生じやすい外傷です。

主な症状

  • 受傷時に「ふくらはぎを蹴られた」ような衝撃
  • ふくらはぎからかかとの痛み・腫れ
  • つま先立ちができない
  • 歩きにくい

原因・発症のメカニズム

スポーツでのダッシュやジャンプ、踏み込みの動作で、アキレス腱に急な強い力が加わって断裂します。加齢による腱の変性が背景にあることもあります。

なりやすい方

スポーツを行う30〜50代の方に多く見られます。久しぶりに運動をした際に生じることもあります。

症状の進行・経過

保存療法(装具・ギプス固定)と手術(腱の縫合)のいずれの治療法もあります。治療法によって復帰までの経過が異なるため、患者さんの状態や希望をふまえて選択します。

検査・診断

触診(腱の断裂部の確認)に加え、超音波やMRIで断裂の状態を評価します。当院は院内で一貫した検査が可能です。

当院での治療方針

保存療法(装具・ギプスによる固定)または手術療法(腱の縫合)を、患者さんの年齢・活動量・希望をふまえて検討します。いずれの場合も、その後のリハビリが重要です。

関連する手術

  • アキレス腱縫合術
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よくあるご質問

骨折・外傷でご来院を検討されている方からよくいただくご質問にお答えします。

骨折・外傷は何科を受診すべきですか?

骨折・打撲・捻挫・脱臼・腱の損傷など、骨や関節・靭帯・腱のケガは整形外科の領域です。強い痛み・腫れ・変形がある、体重をかけられない、動かせないといった場合は、早めの受診をおすすめします。

夜間・休日でも診てもらえますか?

当院では、救急の骨折・ケガにも対応しています。それ以外の時間外・休日、または緊急手術が必要なケースについては、対応できる連携医療機関をご案内する場合があります。受診をご希望の際は、まずお電話(046-292-5800)でお問い合わせいただくと確実です。

どんな検査を受けますか?

まずは問診・視診・触診でケガの状態を確認し、レントゲン検査で骨折の有無を調べます。複雑な骨折や、靭帯・腱などの損傷が疑われる場合は、CTやMRI検査を追加します。当院は院内に放射線科を有し、整形外科の診療と一貫した検査体制を整えています。

手術しないと治らないのですか?

ケガの種類や程度によって異なります。ギプスや装具による固定などの保存療法で治療できる場合もあれば、骨のずれが大きい場合や腱の断裂などでは手術が必要になることもあります。当院では、患者さんの状態を見ながら判断します。

入院期間はどれくらいですか?治療費は?

ケガの種類や治療内容によって異なります。保存療法であれば通院での対応が中心となります。手術が必要な場合は、内容に応じて入院期間が変わります。治療はすべて保険診療の範囲で行っており(交通事故は自賠責保険、仕事中のケガは労災保険の適用となることがあります)、高額療養費制度の対象となるケースもあります。

手術後のリハビリや、在宅復帰の体制はありますか?

当院は回復期リハビリテーション病棟を有しており、手術後にリハビリが必要な場合は、院内転棟により継続したリハビリを受けることが可能です。特に大腿骨頸部骨折などでは、術後のリハビリと在宅復帰の支援が重要です。退院後の生活については、入退院支援センターが患者さん・ご家族の相談に応じます。

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