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関節・再建・外傷治療
対応術式
関節・再建・外傷治療として当科で対応している主な術式を、部位別にご紹介します。
各術式の概要・適応疾患・手術の流れ・所要時間・入院期間・特徴について掲載しています。
術式 01
人工膝関節置換術
すり減った膝関節を人工関節に置き換える手術です。変形性膝関節症などによって、痛みや変形が進行した場合に行います。
人工膝関節置換術
すり減った膝関節を人工関節に置き換える手術です。変形性膝関節症などによって、痛みや変形が進行した場合に行います。適応疾患
- 変形性膝関節症の進行例
- 関節リウマチによる膝関節の破壊
- 保存療法で改善しない強い痛み・変形
手術の流れ
- 膝の前方を切開
- 傷んだ軟骨と骨の表面を取り除く
- 金属とポリエチレンでできた人工関節を設置
- 切開部を縫合して終了
特徴
- 痛みの軽減が期待できる
- O脚など、関節の変形の矯正が期待できる
- 歩行をはじめとする日常生活動作の改善が期待できる
費用・保険適用
保険診療
本術式には健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります。詳しくは「よくあるご質問」をご覧ください。
術式 02
高位脛骨骨切り術
すねの骨を切って角度を矯正し、膝の傷んでいない部分へ荷重を移す手術です。自分の関節を温存できることが特徴です。
高位脛骨骨切り術
すねの骨を切って角度を矯正し、膝の傷んでいない部分へ荷重を移す手術です。自分の関節を温存できることが特徴です。適応疾患
- 主に膝の内側が傷んでいる変形性膝関節症
- 比較的進行が軽度から中等度の変形性膝関節症
- 比較的若く、活動性の高い方
- 膝の外側が傷んでいる場合は、大腿骨遠位骨切り術を行います。
手術の流れ
- すねの骨(脛骨)の一部を切る
- 骨の角度を矯正し、荷重のかかる位置を傷んでいない部分へ移す
- プレートなどで骨を固定
- 必要に応じて、半月板縫合術や半月板制動術などを同時に行う
- 切開部を縫合して終了
- 高位脛骨骨切り術では、半月板に対する手術を同時に行うことが多く、特に半月板後根損傷などに対して半月板制動術を併用する場合があります。
特徴
- 自分の関節を温存できる
- スポーツや活動的な生活への復帰が期待できる
- 将来的に人工関節へ移行することも可能
費用・保険適用
保険診療
本術式には健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります。詳しくは「よくあるご質問」をご覧ください。
術式 03
膝関節鏡視下手術(半月板・靭帯)
内視鏡(関節鏡)を用いて、半月板や靭帯の損傷を低侵襲に治療する手術です。
膝関節鏡視下手術(半月板・靭帯)
内視鏡(関節鏡)を用いて、半月板や靭帯の損傷を低侵襲に治療する手術です。適応疾患
- 半月板損傷
- 半月板後根損傷
- 前十字靭帯損傷などの靭帯損傷
- 関節内の遊離体など
手術の流れ
- 膝に数か所の小さな切開を加え、関節鏡を挿入
- 関節内をモニターで確認しながら、半月板の縫合・切除・制動や、靭帯の再建を行う
- 切開部を縫合して終了
特徴
- 小さな切開で行うため、身体への負担が比較的少ない
- 出血量が少なく、早期の回復が期待できる
- 縫合術や制動術によって半月板を温存できる場合がある
費用・保険適用
保険診療
本術式には健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります。詳しくは「よくあるご質問」をご覧ください。股関節の手術
術式 04
人工股関節置換術
傷んだ股関節を人工関節に置き換える手術です。変形性股関節症などによって、痛みや変形が進行した場合に行います。
人工股関節置換術
傷んだ股関節を人工関節に置き換える手術です。変形性股関節症などによって、痛みや変形が進行した場合に行います。適応疾患
- 変形性股関節症の進行例
- 大腿骨頭壊死症
- 保存療法で改善しない強い痛み・機能障害
手術の流れ
- 股関節周辺を切開
- 傷んだ大腿骨頭と関節の受け皿を取り除く
- 金属・ポリエチレン・セラミックなどでできた人工関節を設置
- 切開部を縫合して終了
特徴
- 痛みの軽減が期待できる
- 関節の動きや歩行の改善が期待できる
- 脚の長さの差が改善される場合がある
費用・保険適用
保険診療
本術式には健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります。詳しくは「よくあるご質問」をご覧ください。
術式 05
人工骨頭挿入術
大腿骨頸部骨折などに対し、骨折した大腿骨頭を人工の骨頭に置き換える手術です。
人工骨頭挿入術
大腿骨頸部骨折などに対し、骨折した大腿骨頭を人工の骨頭に置き換える手術です。適応疾患
- ずれの大きい大腿骨頸部骨折
- 大腿骨頭壊死症のうち、適応となる場合
手術の流れ
- 股関節周辺を切開
- 骨折した大腿骨頭を取り除く
- 人工の骨頭を設置
- 切開部を縫合して終了
特徴
- 早期の離床・リハビリが可能となり、寝たきりの予防が期待できる
- 痛みの軽減が期待できる
- 高齢者の大腿骨頸部骨折に対して広く行われている
費用・保険適用
保険診療
本術式には健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります。詳しくは「よくあるご質問」をご覧ください。肩の手術
術式 06
サイレントマニピュレーション(非観血的肩関節授動術)
神経ブロックによって痛みを抑えた状態で、固まった肩関節を医師が徒手的に動かし、可動域の改善を目指す治療です。原則として外来で対応します。
サイレントマニピュレーション(非観血的肩関節授動術)
神経ブロックによって痛みを抑えた状態で、固まった肩関節を医師が徒手的に動かし、可動域の改善を目指す治療です。原則として外来で対応します。適応疾患
- 肩関節周囲炎(五十肩)によって、肩が固まり、動きが大きく制限されている場合
- リハビリなどの保存療法で十分な改善が得られない場合
手術の流れ
- 神経ブロックによって肩から腕の痛みを抑える
- 痛みを感じにくい状態で、医師が肩関節を徒手的に動かす
- 癒着した部分をはがし、肩関節の可動域を広げる
- 処置後はリハビリを行い、改善した可動域の維持を目指す
- 実施形態
- 原則として外来で対応します。
特徴
- 切開を伴わない
- 短時間で行うことができ、身体への負担が比較的少ない
- 固まった肩関節の可動域の改善が期待できる
費用・保険適用
保険診療
サイレントマニピュレーションには健康保険が適用されます。
術式 07
関節鏡視下授動術
肩関節内に関節鏡を挿入し、関節包の癒着や硬くなった組織を切離することで、肩関節の可動域改善を目指す手術です。
関節鏡視下授動術
肩関節内に関節鏡を挿入し、関節包の癒着や硬くなった組織を切離することで、肩関節の可動域改善を目指す手術です。適応疾患
- 肩関節周囲炎(五十肩)による強い拘縮
- 保存療法やサイレントマニピュレーションで十分な改善が得られない場合
- 肩関節の可動域が大きく制限され、日常生活に支障がある場合
手術の流れ
- 肩周辺に小さな切開を加え、関節鏡を挿入
- 関節内をモニターで確認
- 硬くなった関節包や癒着した組織を切離
- 肩関節の可動域を確認
- 切開部を縫合して終了
- 術後はリハビリを行い、可動域の維持・改善を目指す
特徴
- 小さな切開で行うため、身体への負担が比較的少ない
- 関節内を直接確認しながら処置できる
- 肩関節の可動域改善が期待できる
費用・保険適用
保険診療
本術式には健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります。
術式 08
関節鏡視下腱板修復術
関節鏡を用いて、断裂した肩の腱板を骨に縫い付けて修復する手術です。当院では、関節鏡で対応可能な小範囲から中範囲の腱板断裂を対象としています。
関節鏡視下腱板修復術
関節鏡を用いて、断裂した肩の腱板を骨に縫い付けて修復する手術です。当院では、関節鏡で対応可能な小範囲から中範囲の腱板断裂を対象としています。適応疾患
- 小範囲から中範囲の肩腱板断裂
- 保存療法で十分な改善が得られない肩腱板断裂
- 腕が上がらない、力が入りにくいなどの機能障害がある場合
- 夜間痛など、日常生活への影響が大きい場合
手術の流れ
- 肩周辺に数か所の小さな切開を加え、関節鏡を挿入
- 断裂した腱板の状態を確認
- 必要に応じて傷んだ組織を整える
- アンカーなどを用いて、断裂した腱板を骨に縫い付ける
- 切開部を縫合して終了
- 術後は装具とリハビリによって、段階的な機能回復を目指す
特徴
- 小さな切開で行うため、身体への負担が比較的少ない
- 関節内を直接確認しながら腱板を修復できる
- 痛みや肩の機能の改善が期待できる
費用・保険適用
保険診療
本術式には健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります。※当院では、関節鏡で対応可能な小範囲から中範囲の腱板断裂を対象としています。広範囲の腱板断裂については、適切な医療機関と連携して対応します。
術式 09
肩関節脱臼制動術
繰り返す肩関節脱臼に対して、損傷した関節唇や靭帯などを修復し、肩関節の安定性を高める手術です。当院では、関節鏡視下手術と切開して行う手術の両方に対応しています。
肩関節脱臼制動術
繰り返す肩関節脱臼に対して、損傷した関節唇や靭帯などを修復し、肩関節の安定性を高める手術です。当院では、関節鏡視下手術と切開して行う手術の両方に対応しています。適応疾患
- 肩関節脱臼を繰り返している場合
- 肩が外れそうになる不安定感が強い場合
- スポーツや日常生活に支障がある肩関節不安定症
- 保存療法で十分な改善が得られない場合
手術の流れ
- 肩関節の損傷状態に応じて、関節鏡視下手術または切開手術を選択
- 損傷した関節唇や靭帯などを修復
- 肩関節の安定性を確認
- 切開部を縫合して終了
- 術後は装具とリハビリによって、段階的な機能回復を目指す
特徴
- 肩関節の安定性の改善が期待できる
- 脱臼を繰り返すリスクの軽減が期待できる
- スポーツや日常生活への復帰を目指せる
- 損傷の状態に応じて、関節鏡視下手術と切開手術を選択できる
費用・保険適用
保険診療
本術式には健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります。
術式 10
腱鞘切開術
指の腱を包む腱鞘が厚くなり、腱の動きが妨げられている場合に、腱鞘を切開して腱の通りを改善する手術です。
腱鞘切開術
指の腱を包む腱鞘が厚くなり、腱の動きが妨げられている場合に、腱鞘を切開して腱の通りを改善する手術です。適応疾患
- ばね指(弾発指) など
手術の流れ
- 指の付け根付近を小さく切開
- 腱の動きを妨げている腱鞘を切開
- 腱がスムーズに動くことを確認
- 切開部を縫合して終了
特徴
- 腱の動きを妨げている腱鞘を切開し、指の動きを改善することが期待できる
- 指の引っ掛かりや、曲げ伸ばしの際の痛みの改善が期待できる
- 局所麻酔で行えることが多く、身体への負担を抑えられる
- 比較的小さな切開で行える術式である
術式 11
手根管開放手術
手首にある手根管というトンネル状の部分で正中神経が圧迫されている場合に、神経を圧迫している靭帯を切開し、神経への圧迫を解除する手術です。
手根管開放手術
手首にある手根管というトンネル状の部分で正中神経が圧迫されている場合に、神経を圧迫している靭帯を切開し、神経への圧迫を解除する手術です。適応疾患
- 手根管症候群 など
手術の流れ
- 手のひらの手首付近を切開
- 正中神経を圧迫している横手根靭帯を切開
- 神経への圧迫が解除されたことを確認
- 切開部を縫合して終了
特徴
- 正中神経への圧迫を解除することで、手指のしびれや痛みの改善が期待できる
- 親指から薬指の一部にかけて生じるしびれなどの症状の改善が期待できる
- 局所麻酔で行えることが多い
- 神経への圧迫を取り除くことで、症状の進行を防ぐことが期待できる
術式 12
骨折観血的手術
骨折した骨を手術で直接確認し、正しい位置に整復したうえで、プレートやスクリューなどの金属製の固定材料を用いて固定する手術です。
骨折観血的手術
骨折した骨を手術で直接確認し、正しい位置に整復したうえで、プレートやスクリューなどの金属製の固定材料を用いて固定する手術です。適応疾患
- 転倒や事故などによる骨折 など
手術の流れ
- 骨折部を切開し、骨折した部位を露出
- 骨折した骨を正しい位置に整復
- プレートやスクリューなどを用いて骨を固定
- 骨の位置と固定状態を確認
- 切開部を縫合して終了
特徴
- 骨折した骨を直接整復し、適切な位置に固定することができる
- 骨折部の安定性を高め、骨癒合を促すことが期待できる
- 骨折の部位や状態に応じて、適切な固定材料を選択する
- 早期からのリハビリテーションにつなげられる場合がある
術式 13
アキレス腱縫合術
断裂したアキレス腱を手術によって縫合し、腱の連続性を回復させる手術です。スポーツ活動中などに起こるアキレス腱断裂が主な対象となります。
アキレス腱縫合術
断裂したアキレス腱を手術によって縫合し、腱の連続性を回復させる手術です。スポーツ活動中などに起こるアキレス腱断裂が主な対象となります。適応疾患
- アキレス腱断裂
- スポーツ活動などによるアキレス腱損傷
- 保存療法では十分な治癒が期待できないアキレス腱断裂
手術の流れ
- 断裂したアキレス腱の状態を確認
- 断裂した腱の両端を確認し、適切な位置に整える
- 専用の糸を用いて腱を縫合
- 縫合状態を確認し、傷口を閉じて終了
特徴
- 断裂したアキレス腱の連続性を回復
- スポーツや日常生活への復帰を目指せる
- 術後は状態に応じて段階的にリハビリテーションを行う
費用・保険適用
保険診療
本術式は健康保険が適用されます。自己負担額はご加入の保険・年齢・所得により異なります。高額療養費制度の対象となる場合があります。
術式 14
関節鏡視下手術(半月板縫合術・半月板切除術・半月板後根損傷に対する制動術)
膝に小さな穴を開け、関節鏡(カメラ)を挿入して膝関節内部を確認しながら行う低侵襲手術です。半月板損傷の状態に応じて、縫合や切除などの治療を行います。
関節鏡視下手術(半月板縫合術・半月板切除術・半月板後根損傷に対する制動術)
膝に小さな穴を開け、関節鏡(カメラ)を挿入して膝関節内部を確認しながら行う低侵襲手術です。半月板損傷の状態に応じて、縫合や切除などの治療を行います。適応疾患
- 半月板損傷
- 半月板断裂
- 半月板後根損傷
- 膝の痛みや引っかかりなどを伴う半月板損傷
手術の流れ
- 膝周囲に小さな皮膚切開を行い、関節鏡を挿入
- 関節内部を確認し、半月板や軟骨などの状態を評価
- 損傷の状態に応じて、半月板を縫合・部分切除
- 半月板後根損傷の場合は、損傷部を適切な位置に戻して制動
- 関節内を確認し、傷口を閉じて終了
特徴
- 小さな切開で手術を行う低侵襲手術
- 関節内部を直接確認しながら治療できる
- 可能な場合は半月板を温存する治療を行う
- 術後の状態に応じてリハビリテーションを開始
費用・保険適用
保険診療
本術式は健康保険が適用されます。自己負担額はご加入の保険・年齢・所得により異なります。高額療養費制度の対象となる場合があります。
術式 15
関節鏡視下靭帯再建術
膝関節に小さな穴を開け、関節鏡で関節内部を確認しながら、損傷した靭帯を再建する手術です。主に前十字靭帯(ACL)損傷などに対して行います。
関節鏡視下靭帯再建術
膝関節に小さな穴を開け、関節鏡で関節内部を確認しながら、損傷した靭帯を再建する手術です。主に前十字靭帯(ACL)損傷などに対して行います。適応疾患
- 前十字靭帯(ACL)損傷・断裂
- 膝関節の靭帯損傷
- 膝関節の不安定感を伴う靭帯損傷
- スポーツ活動などで膝の機能回復が必要な靭帯損傷
手術の流れ
- 膝周囲に小さな皮膚切開を行い、関節鏡を挿入
- 関節内部を確認し、損傷した靭帯の状態を評価
- 患者さん自身の腱などを用いて再建靭帯を作製
- 骨に作製したトンネルを通して再建靭帯を適切な位置に固定
- 関節の安定性を確認し、傷口を閉じて終了
特徴
- 小さな切開で行う低侵襲手術
- 膝関節の安定性の回復を目指す
- 関節鏡で関節内部を確認しながら手術を行う
- 術後は段階的にリハビリテーションを行う
費用・保険適用
保険診療
本術式は健康保険が適用されます。自己負担額はご加入の保険・年齢・所得により異なります。高額療養費制度の対象となる場合があります。
※図はすべてイメージです。
当院では、以下の肩の治療・手術に対応しています。
* サイレントマニピュレーション
* 関節鏡視下授動術
* 小範囲から中範囲の腱板断裂に対する関節鏡視下腱板修復術
* 関節鏡視下肩関節脱臼制動術
* 切開して行う肩関節脱臼制動術
人工肩関節置換術および広範囲の腱板断裂に対する手術は行っていません。専門的な治療が必要な場合は、適切な医療機関と連携して対応します。
よくあるご質問
関節・再建・外傷治療をご検討の方から、よくいただくご質問にお答えします。
手術をしないでよくなることはありますか?
多くの関節疾患では、まず保存療法(投薬・注射・リハビリ・装具など)によって症状の改善を目指します。
手術を検討するのは、保存療法で十分な改善が得られない場合や、関節の変形・損傷が進行し、日常生活に大きな支障がある場合などです。当院では、患者さんの状態を確認しながら段階的にご提案します。
入院期間はどのくらいですか?
術式によって異なります。
関節鏡視下手術では数日から1週間程度、人工関節置換術や骨切り術では2~3週間程度が目安です。手術後にリハビリが必要な場合は、回復期リハビリテーション病棟への院内転棟も可能です。
サイレントマニピュレーションは、原則として外来で対応します。
人工関節はどのくらい長持ちしますか?
人工関節の耐用年数は、年齢・活動量・体重・骨の状態などによって個人差があります。
近年は素材や手術技術の進歩によって、20年以上にわたって良好に機能することが期待できるようになっています。
一方、長期的には人工関節のゆるみや摩耗が生じ、まれに再手術が必要となる場合があります。定期的な経過観察を行いながら、人工関節を長く使用できるようサポートします。
退院後の生活はどのようになりますか?
術式や患者さんの状態によって異なります。
人工股関節置換術後は、脱臼を防ぐために注意が必要な姿勢や動作など、生活上のアドバイスを行います。
退院後の生活については、入退院支援センターが患者さん・ご家族のご相談に応じます。必要に応じて、外来リハビリ・通所リハビリ・訪問医療などと連携してサポートします。
仕事やスポーツへの復帰までの期間はどれくらいですか?
術式や職種、競技によって異なります。
関節鏡視下手術では比較的早期に復帰できる場合もありますが、人工関節置換術・骨切り術・靭帯再建術では、リハビリに数か月を要することがあります。
人工関節手術後にスポーツへ復帰する方も増えていますが、適した競技や運動の強度は患者さんの状態によって異なります。復帰の時期や方法は、主治医・療法士と相談しながら段階的に進めます。
治療費はどのくらいかかりますか?高額療養費制度は使えますか?
当科で行う関節・再建・外傷治療の手術は、すべて保険診療です。
自己負担額は、術式・ご加入の保険・年齢・所得によって異なります。多くの手術は高額療養費制度の対象となります。
マイナ保険証をご利用の場合は、限度額適用認定証を事前に申請しなくても、窓口での支払いに自己負担限度額が適用されます。
マイナ保険証を利用しない場合は、事前に限度額適用認定証の交付を受けることで、窓口での支払いを自己負担限度額までに抑えられます。