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低侵襲治療
対応術式
当科では、患者さんの体への負担を抑えた低侵襲な治療や、専門性の高い術式に取り組んでいます。
代表的な低侵襲治療をご紹介します。
各術式の詳しい実績は、各治療ページもあわせてご覧ください。
適応疾患
- 他の治療で改善が得られない難治性の慢性疼痛
- 手術後も痛みが残る場合(適応となる場合)
手術の流れ
- まず試験刺激(トライアル)を行い、痛みの軽減効果を確認
- 効果が確認できた場合に、刺激装置(リード・本体)を体内に植え込む
- 装置から脊髄に微弱な電気刺激を送り、痛みの信号をやわらげる
- 刺激の強さは患者さんご自身で調整が可能
特徴
- 薬や手術で改善しない痛みの軽減が期待できる
- 事前に試験刺激で効果を確認してから本植込みを行える
- 装置は必要に応じて取り出すことが可能
費用・保険適用
保険診療
難治性疼痛に対する脊髄刺激療法として、健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります(詳細は「よくあるご質問」をご覧ください)。
術式 02
内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術(UBE)
背部に約5mmと8mm程度の2か所の穴をあけ、内視鏡カメラと手術機器を挿入し椎間板ヘルニアを摘出します。背中の筋肉や組織への損傷をできるだけ回避しながら行う低侵襲手術です。
術後の痛みが少なく、早期復帰が期待できます。
内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術(UBE)
背部に約5mmと8mm程度の2か所の穴をあけ、内視鏡カメラと手術機器を挿入し椎間板ヘルニアを摘出します。背中の筋肉や組織への損傷をできるだけ回避しながら行う低侵襲手術です。術後の痛みが少なく、早期復帰が期待できます。
適応疾患
- 腰椎椎間板ヘルニア(保存療法で改善が乏しい場合)
- 神経症状が強い椎間板ヘルニア
手術の流れ
- 背部に約5mmと8mm程度の2か所の穴をあけ、内視鏡カメラと手術機器を挿入し椎間板ヘルニアを摘出
- 神経の圧迫が取れたことを確認
- 切開部を縫合して終了
特徴
- 小切開で低侵襲
- 出血量が少なく、回復が早いことが期待できる
- 入院期間が比較的短い
費用・保険適用
保険診療
本術式は健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります(詳細は「よくあるご質問」をご覧ください)。
術式 03
MIS-TLIF(低侵襲経椎間孔的椎体間固定術)
小切開で行う腰椎椎体間固定術です。従来の固定術に比べ、筋肉へのダメージが少なく、回復が早いのが特徴です。
MIS-TLIF(低侵襲経椎間孔的椎体間固定術)
小切開で行う腰椎椎体間固定術です。従来の固定術に比べ、筋肉へのダメージが少なく、回復が早いのが特徴です。適応疾患
- 腰椎すべり症
- 腰部脊柱管狭窄症(不安定性を伴う場合)
- 腰椎の不安定性を伴う疾患
手術の流れ
- 背中を小さく切開(従来法より小切開)
- 神経の圧迫を除去し、椎間板を取り除く
- 椎体間にケージを挿入し、スクリューとロッドで固定
- 切開部を縫合して終了
特徴
- 従来の固定術に比べ筋肉へのダメージが少ない
- 出血量が少なく、回復が早いことが期待できる
- 術後の痛みが比較的少ない
費用・保険適用
保険診療
本術式は健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります(詳細は「よくあるご質問」をご覧ください)。
術式 04
BKP(経皮的椎体形成術)
骨粗鬆症などによる圧迫骨折に対する低侵襲手術。バルーンで椎体を整復し、骨セメントで固定します。
BKP(経皮的椎体形成術)
骨粗鬆症などによる圧迫骨折に対する低侵襲手術。バルーンで椎体を整復し、骨セメントで固定します。適応疾患
- 骨粗鬆症性椎体骨折
- 圧迫骨折による疼痛
- 保存療法で改善しない椎体骨折
手術の流れ
- X線透視下で椎体に細い針を挿入
- 椎体内でバルーンを膨らませ、骨を整復
- バルーン抜去後、空いた空間に骨セメントを注入
- セメント硬化後、針を抜去して終了
特徴
- 皮膚切開が小さく低侵襲
- 術後早期から離床可能
- 入院期間が短い
費用・保険適用
保険診療
本術式は健康保険が適用されます。自己負担額はご加入の保険・年齢・所得により異なります。高額療養費制度の対象となるケースが多く、マイナ保険証をご利用の場合は限度額適用認定証の事前申請なしで自動対応されます。
術式 05
VBS(脊椎ステント留置術)
椎体内にステントを留置することで、骨折部の高さを保持する低侵襲な手術です。
VBS(脊椎ステント留置術)
椎体内にステントを留置することで、骨折部の高さを保持する低侵襲な手術です。適応疾患
- 骨粗鬆症性椎体骨折
- 椎体の高さの低下を伴う圧迫骨折
- 保存療法で改善しない椎体骨折
手術の流れ
- X線透視下で椎体に細い針を挿入
- 椎体内でステント(金属の支え)を拡張し、骨折部の高さを回復
- ステントを留置したまま骨セメントを注入し固定
- 針を抜去して終了
特徴
- 皮膚切開が小さく低侵襲
- ステントにより椎体の高さを保持しやすい
- 術後早期から離床可能
費用・保険適用
保険診療
本術式は健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象となる場合があります(詳細は「よくあるご質問」をご覧ください)。
※図はすべてイメージです。
よくあるご質問
低侵襲治療について、よくいただくご質問にお答えします。
「低侵襲治療」とは何ですか?
ここでご紹介している治療は、体への負担を抑えた低侵襲な術式や、専門性の高い術式です。従来の方法に比べて切開が小さい、入院期間が短い、回復が早いといった特徴が期待できるものを含みます。なお、いずれの治療も健康保険が適用される保険診療です。
自分の症状でも、こうした治療が受けられますか?
これらの治療には、それぞれ適応となる条件があります。特定の治療をご希望で来院いただく必要はありません。まずは腰痛・足のしびれなどの症状について診察・検査を行い、適応があると判断した場合に、医師から治療法をご提案します。気になる症状があれば、まずはご相談ください。
これらの治療は保険が使えますか?
ここでご紹介している術式は、すべて保険診療です。自己負担額は術式・ご加入の保険・年齢・所得によって異なります。多くは高額療養費制度の対象となります。マイナ保険証をご利用の場合は、限度額適用認定証の事前申請なしで自動的に高額療養費制度の取り扱いが受けられます。
紹介状は必要ですか?
紹介状がなくても受診いただけます。ただし、紹介状をお持ちいただくと、これまでの経過がスムーズに把握でき、検査の重複も避けられます。他院での治療歴がある方は、可能であれば紹介状や検査画像をご持参ください。
低侵襲な治療だと入院期間は短いのですか?
術式によって異なります。ヘルニコアやBKPなどの低侵襲な治療では、数日〜1週間程度の入院で済むことが多い一方、固定術などでは入院期間が長くなります。詳細は診察のうえご説明します。