外来のご案内

整形外科外来

【当院の特徴】


当院の整形外科は先天性疾患、脊椎・四肢外傷、スポーツ外傷から骨粗しょう症、変形性脊椎症、変形性関節等加齢変化による
疾患まで多種多様な疾患を対象としています。
脊椎・上肢・下肢専門医がそれぞれ連携を取りながら診療を担当しており、手術療法だけではなく、患者さんに応じた適切な
保存療法も提供しています。
リハビリテーションにも力をいれています。地域に密着した患者さん本位の医療を心掛けております。


【受診の流れ】


外来診療は紹介状がなくても受診可能ですが、紹介状をご用意いただくとよりスムーズな診療が可能となります。
(月曜~土曜午前)
担当医が診察してから必要に応じた検査(血液、レントゲン、CT、MR)を行い、再度診察を行います。
患者さんの疾患に応じて、専門の担当医が診療を行います。まず気軽にお電話でも、受付窓口でもご相談下さい。

下記医師の初診の患者様につきましては、受付時間が異なっておりますのでご確認のうえお越し下さい。

<対象医師>
渡部 直人 医師 (水曜日午前、木曜日午後、土曜日午前)
北浜 純 医師 (木曜日午後、土曜日午前) (専門外来枠 水曜日午後)
片山 隆之 医師 (土曜日午前)
持田 譲治 医師 (金曜日午前) ※1

<受付時間>
初診の方:午前 8~10時まで  午後 13時30分~15時まで
     ※1 持田医師は午前 8時~11時まで

初診患者受付枠に制限を設けさせていただき上限人数に達した場合は、上記時間前に終了する場合があります。
他の外来枠については通常とおりとなります。詳しくは診療担当医表をご参照ください。


【骨粗しょう症】


骨の強度が低下して骨折しやすくなる病気です。骨の量(骨密度)が少なく、 骨の質(骨質)が劣化することで骨が折れやすくなります。 日本では、少なくとも10人に1人が骨粗しょう症だと言われており、 高齢化に伴い患者さんの数は増加傾向にあります。 骨そしょう症は、誰にでも起こることなので適切な治療が必要です。


当院では、OLS:骨粗しょう症チーム(医師:日本骨粗鬆症学会認定医、看護師:骨粗鬆症マネージャー、薬剤師、理学療法士、社会福祉士、放射線技師、栄養士など)を立ち上げました。チームで骨粗しょう症の薬剤による治療導入だけでなく、看護師による自己注射指導、骨そしょう症患者さんへのリハビリ、栄養士による栄養指導など、患者さんを全面的にサポートいたします。OLSチームでは、Stop at zero(骨粗しょう症に伴う骨折を起こさない)を目指し一丸となって治療にあたっています。

当院では最新鋭の骨密度測定器を導入しており、約10分で検査が出来ます。また、必要に応じて骨代謝マーカーを血液検査で測定し、患者さん個々の骨代謝に応じた治療について提案し、サポートいたします。



【大腿骨近位部(頸部・転子部)骨折】


転倒、尻餅をつくなどの軽微な外傷で起こる骨折で、歩行できなくなり、手術が必要となることが多い骨折です。これらの骨折は、骨粗しょう症によるものであり、当院では手術だけではなく、術直後から上記のOLSチームによる骨粗しょう症治療の介入を経て、Stop at one(骨粗しょう症に伴う他部位の骨折を起こさない)を目標に薬剤治療、リハビリテーションを行ってまいります。 また、術後は骨折のフォローおよび骨粗しょう症のフォローについても、当院でのフォローアップ、または近隣のクリニックでのフォローアップを含め、継続的な治療を提供できるよう努めてまいります。


【捻挫・骨折】


損傷の程度に応じたギプス固定、装具療法、手術療法を行い、リハビリスタッフと連携して適切な後療法を選択致します。


【変形性股関節症】


年齢とともに股関節の軟骨がすり減る病気です。
初期には運動療法、薬物療法、関節注射などで保存的に治療しますが、進行した場合には人工股関節置換術を行います。股関節専門医が診療にあたります。
【人工関節・関節温存センター】


【変形性膝関節症】


年齢とともに関節軟骨がすり減る病気です。
初期には運動療法、関節注射を行いますが、中後期には高位脛骨骨切り術、後期には人工膝関節置換術を行います。
膝関節専門医が診療にあたります。
【人工関節・関節温存センター】


【膝半月板損傷・膝前十字靭帯損傷】


スポーツ外傷によるものが多く、損傷の程度に応じて治療法を選択します。
手術が必要な症例には膝関節専門医が半月板縫合・切除、自家腱を用いた前十字靭帯再建術を関節鏡視下に行います。


【腰椎椎間板ヘルニア】


椎間板が後方に脱出し神経を圧迫することで痛みやしびれ、筋力低下、歩行障害を起こすものです。
治療として初めは保存療法が原則で、症状が遅延ないし増悪するもの、発作的な痛みを繰り返すもの、
神経障害を起こしたものなどは脊椎専門医が手術治療を行います。


【腰部脊柱管狭窄症】


黄色靭帯が変成、肥厚し馬尾神経や神経根を圧迫する病気です。
圧迫の部位や程度により、下肢痛、しびれや間欠跛行、時に排尿障害を起こすことがあります。
手術が必要な症例には、当院では脊椎専門医が後方除圧術、或いは後方除圧固定術を行っています。


【橈骨遠位端骨折】


転倒した時手をついた際に起こる骨折で、骨粗しょう症のある方では多発します。
ずれの少ない骨折にはギプス固定の保存療法を行いますが、ずれの大きいタイプには手術療法をお勧め致します。
当院ではネジとプレートがかみ合う「ロッキングプレート」を使用されており、手術翌日から手を動かすことが可能です。


【腱板断裂】


肩にある肩腱板という腱性組織の損傷です。
損傷の原因は明らかな外傷によるものだけではなく、はっきりした外傷はなくても
日常生活動作の中で起きることもあります。肩こり、運動時痛、夜間痛などの症状があり、五十肩(肩関節周囲炎)
との鑑別が難しいため、肩痛を自覚した場合当院外来受診をお勧め致します。MRI検査で殆ど診断がつきます。


【脊髄側弯症】


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