リハビリテーション
【リハビリテーションとは】
リハビリテーションとは、「けがをしたときや病気の回復後に行うもの」というイメージが強いのですが、
広義の「リハビリテーション」とは、ラテン語のre(再び)+habilis(適した)に由来し、「何らかの理由で能力低下、
機能低下した状態から改善するよう働きかけること全般」を指します。
これには一度失った権利を回復することをあらわす「復権」といった意味合いも含まれることから、離職者が社会復帰
するための準備をリハビリテーションと呼ぶこともあります。
当院のリハビリテーション科では入院・外来の患者様に対するリハビリテーションに加え、
訪問リハビリや通所リハビリも併設しており、急性期から在宅まで、患者様やご利用者様を広くサポートしております。
【施設基準】
●運動器リハビリテーション(Ⅰ)
●脳血管リハビリテーション(Ⅰ)
●廃用症候群リハビリテーション(Ⅰ)
●訪問リハビリテーション・通所リハビリテーション併設
【入院リハビリテーションについて】
入院のリハビリテーションでは、主に整形外科術後などの運動器疾患や脳卒中などの脳血管疾患、
パーキンソン病などの神経疾患、廃用症候群などに対して介入しています。
入院患者様に対するリハビリは、主治医だけでなく、看護師や相談員と連携をとりながら実施しています。
また、定期的に医師や看護師とのカンファレンスを開催しています。
3階病棟(一般病棟)では主に急性期の患者様を対象としたリハビリを実施し、
身体機能の向上を目指したアプローチはもちろんのこと、日常生活自立のための指導、
家庭復帰・社会復帰のための助言、心理的援助なども含め、総合的なアプローチを実施しています。
4階病棟(医療療養病棟)では様々な障害を負った患者様に対して、
日常生活における介助量の軽減や療養中の生活の質(QOL:Quality Of Life)を高められるような援助を行っています。
【外来リハビリテーションについて】
外来のリハビリテーションでは、入院患者様の退院後の継続フォローや変形性関節症、腰椎椎間板ヘルニア、
肩関節周囲炎などの手術を必要としない慢性疾患、野球肘やオスグッド病などの成長期のスポーツ障害、
特発性側弯症や骨粗鬆症などの運動器疾患、脳卒中やパーキンソン病などの脳神経疾患に対して、担当予約制で
介入しています。
また、当院の外来リハビリの特色は、全ての患者様に対して運動療法を実施しているところです。
運動療法とは、リハビリテーション科のセラピストと患者様が一対一で行う、運動を用いた治療法です。
運動療法を行うことによって、硬くなった筋肉や関節、麻痺によって不自由になった腕や脚に対して、
より自然で効率のよい動きを再獲得することができます。また、特に慢性疾患や成長期のスポーツ障害においては症状の
ある部位以外に問題(姿勢の悪さや、アンバランスな筋肉の使い方や筋力の低下)があることも多く、マンツーマンの
運動療法を行うことで、全ての患者様に対して“全身をトータルにアプローチすること”が可能となり、根本的な改善に
つなげることが可能となります。
【訪問リハビリテーションについて】
リハビリテーションの専門家である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がご自宅へお伺いし、日常生活が安心して送れる
よう支援いたします。ご本人・ご家族の希望などをお聞きし、心身機能の状態、生活障害、環境などを確認・ 評価させて
いただき、お一人お一人の目標を設定してリハビリを実施します。
具体的には、日常生活動作の練習 (歩行・食事動作・トイレ動作・入浴動作など)、介護・介助方法の検討・アドバイス、
コミュニケーション方法のアドバイス、外出の練習(自宅周囲・公共交通機関の利用など)、
家事動作の練習(調理・洗濯・掃除など)、福祉機器・福祉用具・補装具の提案・適合評価、
住宅改修(手すり・段差解消など)の提案・アドバイス、趣味活動、ご自宅での運動についての提案・アドバイス等をさせて
いただきます。
対象となるのは、介護保険をお持ちの方で、外来リハビリの通院が困難な方(身体能力低下・交通の便が悪い)、
退院後の日常生活に困っている方、ご家族の介護でご自身が通院困難な方、在宅訪問リハビリを希望される方です。
【診療内容】
●理学療法 詳しくはこちら>>>準備中
●言語聴覚療法 詳しくはこちら>>>準備中
●作業療法 詳しくはこちら>>>準備中